2014年に発売されたものを2016年も後半に差し掛かった今書くのも何なんですが、こないだセールで買ったvita版のCHAOS;CHILDをクリアしました。
尺としては長い部類に入ると思うんだけど、中だるみせず一直線に進んでグイグイと引きこまれました。ストーリーが二転三転し、エグいながらも興味を惹かれる展開の連続で、話の作り方が上手い。
本作は基本的に選択肢が無いので、ならゲームじゃなくていいだろ上等だろという意見もあると思うんですけど、漫画やアニメなら毎話毎話で区切りをつける必要があるし、映画なら2時間ちょっとで描ききらなきゃいけない。小説なら文字しかない。一本の映像作品を純粋に魅せる媒体というとやはりゲームしかないんじゃないかと思いましたね。やっぱりゲームは凄いと思うなあ。
個人的に満足したのが死んだり殺したりの役をメインキャラが演じてる点。大体のADVはわざわざ死んでもいい奴を用意するだとか身近な人物が死んだらバッドエンド直行なパターンが多いんですが、この作品は妥協せずメインキャラが死にます、殺します。そういう作風なんだから当たり前といえば当たり前なんですけど、鬱展開やシリアスがやたらバッシングされる昨今、きちんと生死と直面する登場人物の心情を描き切っていたのは新鮮でした。
そして終わり方が・・・本当に最高でしたね・・・。ネタバレになるから具体的には言えないけど、こんな腐りきった世界でこれほど澄んだ終わり方ができるもんだとただただ感心しました。来年からアニメ版が始まるけど多分ネタバレの嵐になると思うんで、興味あったらゲーム版を先にやるべきですね。個人ルートとか色々妥協した展開になるでしょうし。
以下ネタバレ感想のため反転
メインの終盤までは良かったんだけど、終盤の展開がなんか考慮足んねえよなあ?さんざ引っ張ってきた衝撃の事実とやらが全部つじつま合わせ感あるんだよなあ・・・。
世莉架の正体が拓留のイマジナリーフレンドというのは良かった。でもその目的の「拓留のやりたいことをさせる」ってのが抽象的すぎるし、それを叶える方法が「昔の連続殺人事件を再現して、それに巻き込んで妹も姉も殺して友人を人殺しにしてそれを解決させる」とか頭丘ピーポー!?
乃々の正体が南沢だったことに拓留があれだけ感情を露わにしてたのもよくわからない。川原くんがキレるならわかる。でも拓留は乃々と会った時既に乃々だったわけで、別に騙してたわけでも隠し事してたとも言えないんじゃないですかね。
世莉架と乃々はどんでん返しを意識しすぎて話おかしなるで。
でもカオスチャイルド症候群の設定は素直にヴォースゲー、ダブル☆オドロキでしたね。結局ニュージェネの再来もメガロマニアクスも委員会もそれとは関係なく、これいる?的な設定ではあったけど、そこを絡ませたらまたおかしなるのでそれはスルーでオッケー。
妄想の世界だけれども昏睡状態とかそっち方面に逃げず、強引さはあるけど整合性のあるトリック。伏線が弱めだったり症候群患者とそれ以外との認識のずれが見た目の年齢だけってのがちょっと物足りなかったけど、そこを強めるとバレバレになっちゃうからね、しょうがないね。
ただこのせいでイマイチ二次創作が盛り上がらない気がしますね。こういう設定作られると雛絵で抜けなくなる。
東京ゲームショー2016に行ってきました。
友人と遊びに行っただけなんで特に目的としてたものは無かったんですけど、大画面でゲームのPV眺めてるだけで楽しかったですね。たった4日の興行なのに豪華な作りでした。ゲーム宣伝したら金になるんか!
ただとりあえずメタルギアサバイブの発表を見るかということになって、それまで同じブースでパワプロのソシャゲの大会をやってたので見てたんですけど、これが本当によくわかんなかったですね。
対戦モードが無いのでスコアを競うというアルカディア形式で、その時点でどうなんだって感じですけど、選手の調子や自分が操作してない時の成績が完全に運で。ついでに言うとパワプロの投球ってのはほとんど運。さらにチームも自前じゃなくて運営側が用意した端末を使ってるらしくて・・・。
前々からポケモンとかスマブラとかガチ向けに作られてないゲームをガチでやる人たちを理解できなかったけど、ソシャゲの台頭で益々これもうわかんねえな・・・お前どう?
立ち絵がクッソ可愛らしいFo4実況。投稿者コメントがやたら低姿勢だけどホラもっと自信を持ってホラ。
ちなみに自分はあまり投稿者の存在を意識してほしくないので投稿者コメントをなるべく簡素にしてます。ツイッターをフォローしてくれたりそこまで追ってくれる人に対しては気にしてませんが。
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