2016年1月第2週 Renkta Game Of The Year 2015

海外のゲームメディアでは年末または年度末になると、その間素晴らしかったゲームに賞を与えてお祭り騒ぎをするという、いわゆる「ゲームオブザイヤー」と呼ばれる賞があります。

その中でも比較的格式高いのが昨年12月3日に発表された「The Game Awards」なのですが、その選考員のうち女性の割合が少なすぎるとか、業界の意向が少なからず影響しているとか、エンタメ性を考慮した選出だとか、個人的に気に入らなかったとか色々な諸問題も巻き起こりました。

そこで今回は、私自ら限りなく客観的な目線から最も公正かつ適正に選出した「Renkta Game Of The Year」を発表したいと思います。
賞の種類はThe Game Awardsから。実際の受賞タイトルはこちら。)


・Best Role Playing Game(ベストRPG)

Fallout 4 

Bloodborne、Undertale、Witcher3といった傑作を抑えベストRPGに輝いたのは、絶大な期待に素晴らしい結果で応えたFallout4となった。探索、発見、成長といったRPGのキモを膨大なボリュームと密度で仕上げられており、RPGの原点に立ち返った楽しさを再確認させられた。



・Best Shooter(ベストシューティングゲーム)

Fallout 4 

毎年激戦区となるこのジャンルを見事制したのは、またもやFallout4となった。前作までのタクティカルな戦闘をきっぱりと捨て直感的なシューターを目指したことにより、あらゆるゲーム内要素を活かす究極のフリーローミング・シューターとして生まれ変わり、晴れてシューター作品として受賞となった。選考員の全員がWiiUを所有していないことも決め手の一つだろう。



・Best Narrative(ベストナラティブ(体験、表現))

Fallout 4 

Fallout4が早くも三冠。主人公に会話をさせるという下手すればシリーズファンと決別するかもしれない大博打を打った結果、そのストーリーの表現力は遥かに深みを増した。ウェイストランドを必死に生きる人々との会話はよりリアリティを増し、一人一人の個性とドラマを身近に感じられるようになった。自分の息子よりアルミ探しに夢中になる主人公の狂気性など、ストーリー考察は未だにファンの間で尽きない。



・Best Family Game(ベストファミリー向けゲーム)

Fallout 4 
Fallout4の快進撃は止まらない。家族愛と親子の絆を美しく描いたFallout4は、ぜひ一家揃ってプレイして欲しいゲームとしてベストファミリーゲームを受賞した。レーティング17歳以上推奨(日本では18歳以上対象)のゲームとしては史上初である。
放射能の恐ろしさを体験できる一方、Radアウェイ飲めば大丈夫という物事を恐れない度胸を育み、さらにゴア表現で人体の仕組みを学べる知育要素も完備。ぜひ一族に伝え末代まで楽しんで貰いたいゲームだ。



・Best Sports/Racing Game(ベストスポーツ/レースゲーム)

Fallout 4 
Fallout4が5打数5安打の猛打賞を記録だ。スポーツゲームではないのに何故?という声もあったが、Fallout4を語る上でゲームジャンルという言葉は些細なものだ。本作ではすべてが破壊され荒廃した世界において、スポーツの道具、場所、ルールがどのように扱われるかを描いている。彼らにとっては生き残ることがスポーツなのだ。



・Best Fighting Game(ベスト格闘ゲーム)

Fallout 4 
K.O! Fallout4に負ける要素は無かった。近年複雑化し続ける格闘ゲーム界において、近づいてV.A.T.Sで攻撃という手軽さは多くのユーザーの共感を得た。一種の縛りプレイとなるので、計画を持った育成と薬物による準備が必要という戦略性は格闘ゲームに全く無かった要素だ。



・Best Independent Game(ベストインディーゲーム)

Fallout 4 

インディーゲームの定義とは何か?人によっては開発費、制作人数と答えるが、「インディー」の語源をたどればindependentすなわち独立である。アメリカ独立戦争の起点となったボストンを舞台にし、荒廃した世界からの独立、従来のシステムからの独立。Bethesda独立精神は計り知れない。そう、Fallout4こそインディーゲームなのだ。
そう考えればFallout4はインディー離れしたゲームだ。AAA級のグラフィック、AAA級のボリューム、AAA級の価格、AAA級の広告費。インディーとしては完全にベストとしか言いようが無い。



・Most Anticipated Game(最も期待されているゲーム)

Fallout 4 
そろそろこのネタも飽きてきたがFallout4はまだ終わりではない。
今後も更なるDLC、そしてCKが公開されれば膨大なMODが待っている。すなわちFallout4の本番は今年2016年であり、本家The Game Awardsもそれを見越して2015年の受賞を見送ったのである。



・Trending Gamer(最も話題を呼んだゲーマー)

Fallout 4をプレイする俺
この選出には困難を極めた。何せ初日だけで1200万人以上の候補者がいるのだ。選考の過程で最終的に「Fallout4をプレイするPewDiePie」との一騎打ちとなったが、選考員の強い希望で俺に選ばれた。





・Game of the Year(ゲームオブザイヤー)

Fallout 4
もう褒める言葉も思いつかないので一言だけ言わせてもらう。
Fallout4はいいぞ。



以上。異論は認めないしホントのとこはまた次回書きます。

コメント