クラウドはオタクを救わない

技術の支配
自分はこういった技術に全然明るくないし、自分をターゲットとしたサービスでないのは重々承知なのでこのStadiaにあれこれ語るつもりは毛頭無いのだけど。みんなが期待するほどクラウドゲームはゲームの将来を明るくするのか、についてちょっと疑問に思う。

もちろんクラウドが今後ゲームの主流になるのは既定路線だと思う。
過去にも多くのクラウドサービスが誕生しては消えていってこのStadiaも怪しいところはあるけど、そこはGoogleなので我々凡人には思いつかないものすごいビジネスモデルを用意するはずだし、仮にStadiaがコケても次はアマゾンやフェイスブックが参入していつかクラウドがゲーム機のシェアを独占するでしょう。ゲームにお金も場所も用意したくない人、つまり人類の99%は大喜びだと思います。

でも残りの1%の僕ら保守的偏屈ゲームオタクには大したメリットがない。目の前に遅延も無く性能も上回るデバイスがある。出費も厭わない。少なくとも今までみたいなゲームを遊ぶ分にはクラウドは劣化版に見える。

じゃあこの2つは棲み分けしましょうね、人類はクラウドでオタクはコンシューマ機でゲームやれば解決だよねって話になるんだろうけど、実際問題としてコンシューマで遊べないクラウド専用タイトルは絶対に出るし、専用ではなく対応レベルであってもゲーム内容はクラウド側に縛られる。例えば遅延を考慮して操作性が全体的にふんわりになるとか。

そこは時代の流れとして妥協できるかと言うと昨今のスマホゲーに対するゲーマーの反応を見れば分かる通り、オタクにそんな心の広さは無い。
好きなシリーズの最新作がクラウド専用タイトルで発表されたら「はい解散」みたいな定型文で荒れるだろうし、大量の資本がクラウド専用タイトルに流れる度に金ドブとか言い出して嫉妬に狂うでしょう。少なくとも自分はそうなる。

もちろんクラウドによって実現できるゲームもあるのだろうけど、同時にVR(僅かな遅延が致命的)やmodの可能性を奪ってる訳で。今の価値観ではクラウドになかなかいいところが見つけづらい。ネットでレスバトルになったらコンシューマ派に分がある。

もしかしたら5Gとかのスゴイ技術で大勝利、希望の未来へレディーゴーになるのかもしれないけど、今のままだとゲーマーの新たな敵が生まれるだけではないのか、これまでに幾度とあったコア向けとライト向けの争い(大体ライト向けが勝つ)の再来でしかないのでは、と不安になりますね。

企業の争い

Satisfactory買った。FactorioのFPS版というかマイクラ工業modの製品版はいくつかありますけど、これはグラフィックと操作性の面で群を抜いてますわ。一人でキレイなラインを作ってもいいし、マルチでスパゲティを作ってもそれはそれで見栄えがある。懸念だった建築周りの面倒臭さも、設置や解体がめちゃくちゃ遠くまで指定できるので高台に登れば他SLGのような神の視点で操作できます。
ただやっぱり3DでありFPSなので、遠くの資源を確保したり素材を準備したりするのは野を超え山を超えといった大変さがありますね。一通り作ったらまた更地にして最初から、という行為はなかなか気合がいるので、スクラップアンドビルドがエンドコンテンツだったFactorioその他建築ゲームと比べると、ゲームの目標がやや掴みづらいかもしれない。


ほんでーまあ巷で話題にもなりましたが、このゲームはEpic Gamesの12ヶ月時限独占でSteamから購入できません。プレイ中は何も変わりは無いのですが、確かに一つのランチャーで管理したいとか、使い方や支払い方法が別々で困るといった気持ちはある。ストアが分かれることに我々ユーザーには何一つ利益がないし、メーカーにお金が多く渡ることでより良質な作品が!みたいなエモいリベラルじみた意識は欠片もない。

でもThe OuterWorldsもIndustries of TitanもEpic Gamesで専売(前者はWindowsストアでも買えるけどまあノーカウント)になったし、僕の勘ですけどCyberpunk2077もだいぶ怪しいと思う。
Epicのやり方は姑息と言うか周到というか、「ゲーマー好み」を狙い撃ちしており、それなりにアンテナを張ってるゲーマーは勝ち目がなさそうなので、いっそのこと早めに軍門に下った方がストレスが少ないと思います。
ゲームが出る度に「これは買うけどSteamで出るまで待つ」「これは買わないしEpic専売だからSNSで文句言ってくる」とか迷うくらいなら、EpicGamesその他複数ランチャーを使用することを受け入れ、「買う」「買わない」で迷う方が体感人生が伸びると思いますよ。

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